麻酔について
犬も人の同様に乳⻭から永久⻭に生え変わります。子犬の成⻑期の⻭科検診はとても重要です。当院では子犬は、8～10ヶ月齢くらいま で1ヶ月ごとに⻭科検診をすることをお勧めしています。なぜなら、乳⻭から永久⻭に交代する時期に、お口のトラブルが頻発するからです。
避妊、去勢の時期に一緒に残った乳⻭を抜きましょう!とよくあることですが、当院は少し違います。乳⻭抜⻭が必要な場合には、抜⻭にあわせて避妊・去勢手術を実施するか、もしくは乳⻭抜⻭と避妊・去勢手術を2回に分けて実施します。 お口の問題は一生ものです、治療時期を逃したら治るものも治りません。
治療の必要性と時期を見極めることが重要です。
無麻酔の危険性
無麻酔で行う美容目的の⻭石取りは、動物達への虐待行為であると言われています。
スケーラーという器具で⻭石を除去しますが、スケーラーは刃物です。⻭肉に触れれば出血しますし、痛いです。
無麻酔での処置は危険と痛みを伴うもので、動物達にとって、非常に嫌な事です。そして、この危険な行為を続けると、口を触られるだけで動物が怯え、最終的にはデンタルケア自体を嫌いになってしまう可能性があります。
当院では虐待行為かつ治療効果が低い⻭科処置を行うことができません。安全に麻酔をかけて、最大限の効果を求めて治療を行います。
麻酔処置に絶対安全はありません。しかし、当院はスタッフ全体で絶対安全に少しでも近づけるように努力します。